エアコンのオフシーズンの保管方法とメンテナンス

エアコンは季節によって使用頻度が大きく変わる家電です。

使わない期間のケアが適切かどうかで、次のシーズンの動作効率や寿命に大きな影響を与えます。オフシーズンにおけるエアコンの保管方法や適切なメンテナンス方法を知っておくことで、長く快適に使い続けることができます。

エアコンのオフシーズンとは?

エアコンのオフシーズンは、主に春(4月〜5月)と秋(10月〜11月)の期間を指します。

これらの季節は気温が穏やかで、冷房も暖房も必要としない時期です。地域や気候によっても異なりますが、一般的に1〜3ヶ月程度の使用しない期間が生じます。

使わない期間中、エアコンにはいくつかの問題が発生する可能性があります。まず最も一般的なのがカビの発生です。

エアコンは使用中に内部に湿気が溜まりやすく、温度や湿度が適した環境ではカビが繁殖しやすくなります。カビが発生すると、次に使用する際に不快な臭いの原因となったり、アレルギー症状を引き起こしたりする恐れがあります。

また、埃やホコリの蓄積も大きな問題です。特にフィルターや内部に堆積した汚れは、冷暖房効率の低下や電気代の上昇、さらには故障の原因にもつながります。さらに、長期間使用しないことで機械部品が固まってしまい、再起動時にトラブルが生じることもあります。

エアコンを保管する前の準備

フィルターの掃除をする

オフシーズン前には必ずフィルターの掃除を行いましょう。

フィルターはエアコンの空気取り入れ口に設置されており、ホコリやゴミをキャッチする役割を担っています。この部分が汚れていると、カビの発生源になるだけでなく、エアコンの効率も大幅に低下します。

掃除方法は機種によって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。まず、電源を切りプラグを抜いた状態で、フロントパネルを開けてフィルターを取り外します。

取り外したフィルターは、掃除機でホコリを吸い取るか、水またはぬるま湯で優しく洗います。洗剤を使用する場合は、中性洗剤を薄めたものを使用し、しっかりすすいでください。その後、日陰で完全に乾かしてから取り付けます。

内部乾燥(送風運転)を行う

フィルター掃除の後は、エアコン内部の乾燥を行うことが重要です。これには送風運転を利用します。冷房や暖房ではなく、送風モードで30分程度運転させることで、内部に溜まった湿気を飛ばすことができます。

特に冷房使用後は内部に結露が発生しているため、この工程は特に重要です。多くの最新モデルには「内部クリーン」や「クリーニング運転」などの専用モードが搭載されているので、そのような機能がある場合はそれを活用するとより効果的です。

内部乾燥を行わずにエアコンを停止すると、湿った状態が続き、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。特にオフシーズン直前の最後の使用時には、必ずこの工程を行うようにしましょう。

室外機のチェック

室内機のケアと同様に、室外機のメンテナンスも重要です。室外機は屋外に設置されているため、落ち葉やゴミ、虫の死骸などが溜まりやすく、これらが性能低下や故障の原因となります。

オフシーズン前には、室外機の周りに落ち葉や障害物がないか確認し、あれば取り除きましょう。また、室外機のフィンや放熱部分に付着した汚れも、柔らかいブラシなどで優しく取り除くことをおすすめします。ただし、フィンは非常に繊細なので、強い力で掃除すると変形する恐れがあるため注意が必要です。

特に、台風シーズンや落葉の多い秋のオフシーズン前には、室外機の周囲環境をよく確認しておくことが大切です。

オフシーズン中のエアコンの管理方法

電源プラグは抜くべき?

オフシーズン中にエアコンの電源プラグを抜くべきかどうかは、よく議論される点です。プラグを抜くメリットとしては、待機電力を節約できることが挙げられます。現代のエアコンは待機電力が小さくなっているとはいえ、長期間未使用であれば、その積み重ねは無視できない電力消費となります。

一方で、プラグを抜かないメリットもあります。多くのエアコンには、マイコンに記憶された設定情報があり、プラグを抜くとリセットされてしまうことがあります。また、一部の高機能エアコンでは、定期的に内部機器の動作チェックや自動クリーニングを行う機能があり、これらの機能を活用するにはプラグを差したままにしておく必要があります。

最終的な判断は、お使いのエアコンの機能や、どれだけの期間使用しないかによって変わります。一般的には、1ヶ月以上使用しない場合はプラグを抜くことをおすすめします。

防カビ対策をする

オフシーズン中のカビ対策は、次のシーズンを快適に迎えるために非常に重要です。市販のエアコン用防カビスプレーや防カビシートを活用するのも一つの方法です。これらは主に吹き出し口周辺や内部の結露しやすい部分に使用します。

また、完全にオフシーズンであっても、月に1回程度は送風運転を行うことをおすすめします。これにより内部の湿気を排出し、カビの繁殖を抑制することができます。短時間でも定期的に運転させることで、機械部品の固着も防げます。

特に湿度の高い地域や梅雨時期を含むオフシーズンでは、カビ対策は特に重要となります。快適な空気環境を維持するためにも、積極的にカビ対策を行いましょう。

リモコンの電池を抜く

長期間使用しない場合は、リモコンの電池を抜いておくことも大切です。電池は長期間使用しないと液漏れを起こすことがあり、リモコンの故障の原因となります。特にアルカリ電池は液漏れのリスクが高いため注意が必要です。

電池を抜く際は、電極部分に腐食がないか確認し、あれば柔らかい布で優しく拭き取っておきましょう。また、抜いた電池は適切に保管するか、使用済み電池として処分しましょう。リモコン本体も湿気の少ない場所で保管することをおすすめします。

なお、リモコンによっては電池を抜くと設定がリセットされる場合があるので、取扱説明書を確認しておくとよいでしょう。

オフシーズンのエアコン管理で長持ちさせよう

エアコンは適切にケアすることで、長期間にわたって性能を維持することができます。特に使用頻度の低いオフシーズンこそ、適切な管理が重要です。フィルターの掃除、内部乾燥、室外機のチェックなど、基本的なメンテナンスを心がけることで、次のシーズンも快適にエアコンを使用することができます。

もし管理方法がわからなければ、専門業者にアドバイスをもらうのもおすすめ。

オフシーズンにエアコンを大切に保管し長期間使えるようにしましょう。

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