エアコンの花粉対策機能と効果的な使い方

春や秋の花粉シーズンは、多くの人にとって憂鬱な季節です。

目のかゆみや鼻水、くしゃみなどの症状に悩まされる日々が続きます。

そんな花粉症対策として、意外と見落とされがちなのがエアコンの活用です。

最新のエアコンには花粉対策に役立つ機能が搭載されていることが多く、上手に使えば室内の花粉を大幅に減らすことが可能です。

この記事では、エアコンの花粉対策機能とその効果的な使い方について詳しく解説します。

エアコンを使った花粉対策のポイント

花粉が多い時期の運転方法

花粉シーズン中は、エアコンの運転方法を工夫することで、より効果的に室内の花粉を減らすことができます。まず重要なのは、「外気を取り込まない設定」で運転することです。

多くのエアコンには「内気循環モード」があり、このモードでは外から新しい空気を取り込まず、室内の空気だけを循環させて温度調節します。花粉の多い季節はこのモードを使うことで、外気と一緒に花粉が室内に入るのを防げます。

ただし、換気機能とは明確に区別する必要があります。

換気機能は外気を取り込む仕組みなので、花粉の多い時期には使用を控えるか、早朝や雨の日など花粉の飛散が少ない時間帯に限定して使用しましょう。

また、風の強さも重要です。強風で運転すると室内の花粉が舞い上がりやすくなるため、花粉シーズン中は「弱風」での運転がおすすめです。特に就寝時は弱風で連続運転させることで、静かに室内の花粉を減らし続けることができます。

エアコンのフィルターを定期的に掃除する

エアコンの花粉対策機能を最大限に活用するには、フィルターの定期的な掃除が欠かせません。フィルターに花粉やホコリが溜まると、捕集効率が低下するだけでなく、風の流れが悪くなって電気代も増加します。さらに、フィルターに捕らえられた花粉が再び室内に拡散してしまうリスクもあります。

花粉シーズン中は、通常よりも頻繁にフィルターを掃除しましょう。一般的には2週間に1回程度が目安ですが、花粉の飛散が特に多い時期は週1回の掃除が理想的です。掃除の方法は機種によって異なりますが、基本的には掃除機でホコリを吸い取った後、水またはぬるま湯で軽く洗います。洗剤を使用する場合は中性洗剤を使い、しっかりすすいでから完全に乾かしてから取り付けましょう。

フィルターの掃除時には、花粉が室内に飛散しないよう注意が必要です。できればベランダなど屋外で行うか、室内で行う場合はマスクを着用し、掃除後に床や周囲を拭き掃除すると良いでしょう。

室内の花粉を減らすための工夫

エアコンの機能だけでなく、他の対策と組み合わせることで、より効果的に室内の花粉を減らすことができます。

最も効果的なのは、エアコンと空気清浄機の併用です。エアコンは室内の温度調節と基本的な空気清浄を行い、空気清浄機はより高度な花粉除去を担当するという役割分担が理想的です。

特に寝室には高性能な空気清浄機を置くことで、睡眠中の花粉暴露を最小限に抑えられます。

また、適度な加湿も効果的です。湿度が40〜60%程度あると、空気中の花粉が床に落ちやすくなり、舞い上がりにくくなります。

特に乾燥する冬から春にかけては、加湿器を使用するか、エアコンの加湿機能(搭載モデルの場合)を活用しましょう。ただし、湿度が高すぎるとカビの発生リスクが高まるため注意が必要です。

その他、こまめな掃除も重要です。特に玄関や窓際は花粉が侵入しやすい場所なので、濡れ雑巾で拭き掃除をすると効果的です。また、外出から帰宅した際は、玄関先で衣服や髪についた花粉を払い落としてから室内に入るようにしましょう。

エアコンの花粉対策機能を最大限活用する方法

自動運転モードを活用する

多くの空気清浄機能付きエアコンには「自動運転モード」が搭載されています。このモードでは、センサーが室内の空気の汚れ具合を検知し、最適な運転を自動的に行ってくれます。花粉シーズン中はこの機能を活用することで、常に一定の空気清浄効果を保ちながら、省エネにも配慮した運転ができます。

自動モードでは、空気が汚れているときは清浄機能を強めに働かせ、きれいになったら運転を弱めるという調整が行われます。特に在宅時間が不規則な方や、花粉の飛散量に応じた細かな調整が面倒な方には便利な機能です。

ただし、自動モードでも定期的にフィルターの掃除は必要です。センサーの性能を最大限に発揮させるためにも、センサー周辺のホコリも定期的に取り除くことをおすすめします。

窓を開ける時間帯に注意する

換気は室内の空気を入れ替えるために必要ですが、花粉シーズン中は窓を開ける時間帯に注意が必要です。一般的に花粉の飛散量が最も多いのは、晴れた日の午前中から午後にかけてです。特に気温が上昇し、湿度が低下する10時から14時頃は最も注意が必要な時間帯と言えます。

換気をするなら、花粉の飛散が比較的少ない早朝(5時〜7時頃)や夜間、または雨の日を選ぶと良いでしょう。また、窓を全開にするのではなく、5〜10分程度、数カ所の窓を少し開ける「短時間・少量換気」が効果的です。換気後はエアコンの空気清浄機能を使って、侵入した花粉を除去するようにしましょう。

季節や地域によって花粉の飛散状況は異なるため、お住まいの地域の花粉情報をチェックしながら、換気のタイミングを調整するのも効果的です。

エアコンを活用して花粉を減らそう

エアコンの花粉対策機能を上手に活用することで、花粉シーズンでも快適な室内環境を保つことができます。高性能フィルターで花粉を捕捉し、内部クリーン機能でエアコン内部のカビを防ぎ、適切な運転モードで室内の花粉を効率よく減らすことが可能です。

新しくエアコンを購入する際には、花粉対策機能の有無や性能、メンテナンスのしやすさなどをしっかりチェックしておくことをおすすめします。少し手間をかけてエアコンを正しく使いこなすことで、花粉症の症状を軽減し、より快適な毎日を過ごしましょう。

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