使用頻度の低い部屋のエアコンを、長期間そのまま放置していませんか?
「使わないから大丈夫」と思いがちですが、実際には様々な問題が潜んでいる可能性があります。
適切な維持管理を行わないと、いざ使用する時に故障していたり、カビやホコリによる健康被害を招いたりするリスクがあります。
本記事では、使わない部屋のエアコンを適切に管理するための方法と、長期間安全に使用するためのポイントについて詳しく解説します。
使わない部屋のエアコンを放置するデメリット
使用頻度の低いエアコンを放置することは、一見問題ないように思えますが、実際には深刻なデメリットが生じる可能性があります。
使わないエアコンを放置することで発生する主な問題を3つ解説していきます。
カビやホコリの蓄積
使用しないエアコンの内部では、カビやホコリが深刻なレベルまで蓄積してしまいます。
エアコン内部は湿度が高く、カビにとって絶好の繁殖環境となるため、放置期間が長いほど大量のカビが発生します。特にフィルターや熱交換器、ドレンパンなどの部分では、黒カビや青カビが大量に繁殖し、異臭の原因となります。
久しぶりにエアコンを起動した際、これらのカビが室内に拡散され、アレルギー症状や呼吸器系の問題を引き起こす危険性があります。
また、ホコリの蓄積により、エアコンの効率が大幅に低下し、電気代の増加や冷暖房能力の著しい低下を招くことになります。
機械故障のリスク増大
長期間使用しないことで、エアコンの機械部品に様々な不具合が生じるリスクが高まります。
コンプレッサー内の潤滑油が固まったり、配管内の冷媒が偏在したりすることで、再起動時に重大な故障を引き起こす可能性があります。
また、電子部品の劣化や接触不良、ゴムパッキンの硬化なども進行し、水漏れや異音の原因となることがあります。
特に湿度の高い環境では金属部品の腐食も進行するため、修理費用が高額になったり、場合によっては買い替えが必要になります。
不必要な電気代がかかる場合も
意外に見落としがちなのが、使用していないエアコンでも電気代が発生するケースです。
リモコンの受信機能やタイマー機能、内部クリーニング機能などの待機電力により、月に数十円から数百円の電気代が継続的にかかっています。
また、コンセントを差したままにしておくと、電圧変動による微細な電流が流れ続け、長期的には電気代の無駄遣いとなります。
さらに、放置により効率が低下したエアコンを久しぶりに使用する際、通常よりも多くの電力を消費することになるため、結果的に大きな経済的損失につながる可能性があります。
これらの問題は適切な管理により防ぐことができるため、放置することのデメリットは非常に大きいといえます。
使わない期間中の維持管理ポイント
使わない部屋のエアコンを良好な状態で保つためには、定期的な維持管理が欠かせません。
放置による問題を防ぎ、いざという時に確実に使用できるよう準備しておくことが重要です。
月1回以上の運転推奨
使用しないエアコンでも、月に1回以上は30分程度の運転を行うことが推奨されます。
この定期運転により、コンプレッサー内の潤滑油を循環させ、機械部品の固着や劣化を防ぐことができます。冷房・暖房・除湿のすべてのモードを順番に運転することで、各機能の動作確認も同時に行えます。
運転時は窓を開けて換気を行い、内部に蓄積した湿気やニオイを排出しましょう。また、運転後は送風モードで内部を乾燥させることで、カビの繁殖を抑制できます。
フィルター掃除の重要性
定期的なフィルター掃除は、使わないエアコンの維持管理において最も重要な作業の一つです。
月に1回程度、フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取り、水洗いを行いましょう。
頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた水でやさしく洗浄し、完全に乾燥させてから取り付けます。
フィルターが清潔に保たれることで、エアコン内部へのホコリの侵入を防ぎ、熱交換器の汚れも最小限に抑えることができます。
室外機周辺の清掃
室外機周辺の環境整備も、エアコンの良好な状態維持には不可欠です。室外機の周囲に落ち葉やゴミが蓄積すると、通風が悪くなり、熱交換効率が低下してしまいます。
月に1回程度、室外機周辺の掃除を行い、障害物を取り除きましょう。また、室外機の熱交換器(フィン)部分にホコリが蓄積している場合は、やわらかいブラシで軽く清掃します。
ただし、フィンは非常にデリケートな部品のため、強い力を加えないよう注意が必要です。
さらに、室外機の水抜き穴が詰まっていないかも確認し、必要に応じて細い針金などで詰まりを取り除きます。
電源の取り扱い(コンセント抜きなど)
長期間使用しないエアコンの電源管理は、安全性と経済性の両面で重要なポイントです。
3か月以上使用予定がない場合は、ブレーカーを落とすかコンセントを抜くことを検討しましょう。
ただし、コンセントを抜く前に、内部クリーニング機能やタイマー設定などがリセットされることを理解しておく必要があります。ま
た、完全に電源を切る場合は、再使用前に取扱説明書を確認し、適切な手順で電源を復旧させることが大切です。
一方、短期間の不使用であれば、待機電力による電気代よりも、頻繁な電源の抜き差しによる電子部品への負荷の方が問題となる場合もあるため、使用頻度に応じて適切に判断することが重要です。
使用前の点検確認
久しぶりにエアコンを使用する前には、必ず安全点検を実施しましょう。
まず、電源を入れる前にフィルターの状態、室内機・室外機周辺の異常、配管の損傷がないかを目視で確認します。電源投入後は、各運転モードが正常に動作するか、異音や異臭がしないか、水漏れがないかをチェックします。
リモコンの電池交換も忘れずに行い、すべての機能が正常に作動することを確認しましょう。も
し異常を発見した場合は、使用を中止して専門業者に相談することが重要です。この事前点検により、安全で快適なエアコン使用を確保し、突然の故障によるトラブルを未然に防ぐことができます。
計画的な管理で長期間安心して使用しよう
使わない部屋のエアコンを放置すると、カビやホコリの蓄積、機械故障のリスク増大、不必要な電気代の発生など、様々な問題が生じます。これらを防ぐためには、月1回以上の運転、定期的なフィルター掃除、室外機周辺の清掃、適切な電源管理、使用前の点検確認が重要です。
さらに、専門業者による年1回程度の定期メンテナンスを組み合わせることで、エアコンを長期間安全で効率的な状態に保つことができます。
いざという時に確実に使用できるようにメンテナンスを行うようにしましょう。
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