夏の夜にエアコンをつけて寝たら、朝起きた時に「のどが痛い」「体がだるい」という経験はありませんか?
快適な睡眠のためにエアコンを使ったのに、かえって体調不良を招いてしまうのは本末転倒です。適切な設定方法を知ることで、これらの問題は解決できます。
今回は、就寝中のエアコン使用で起こるのど痛やだるさの原因と、快適な睡眠のための設定見直し術について詳しく解説します。
なぜエアコンでのど痛やだるさが起きるのか?
就寝中にエアコンを使用した際に起こるのど痛やだるさには、明確な原因があります。これらの症状を防ぐためには、まず原因を正しく理解することが重要です。
ここからは就寝中のエアコン使用で体調不良が起きる主な原因を3つの観点から詳しく解説していきます。
冷えすぎが身体に与える影響
就寝中の冷えすぎは、体に様々な悪影響を与える主要な原因です。
睡眠中は体温が自然に下がるため、エアコンの設定温度が低すぎると、必要以上に体温が低下してしまいます。
この過度な体温低下により、血行が悪くなり、筋肉が緊張状態になることで、朝起きた時に肩こりや体のだるさを感じることになります
。また、冷えすぎは免疫力の低下も招くため、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。
特に就寝中は無意識状態のため、寒さを感じても適切な対応ができず、長時間冷えた状態が続いてしまうという問題があります。
空気の乾燥がのどに及ぼす影響
エアコン運転中は室内の湿度が大幅に低下し、空気が乾燥してしまいます。通常、快適な湿度は50~60%程度ですが、エアコン使用時は30~40%まで下がることも珍しくありません。
この乾燥した空気を長時間吸い続けることで、のどや鼻の粘膜が乾燥し、炎症を起こしやすくなります。
就寝中は口呼吸になりがちなため、さらに乾燥の影響を受けやすく、朝起きた時にのどの痛みや違和感を感じることになります。
また、乾燥した環境では細菌やウイルスが活動しやすくなるため、感染症のリスクも高まってしまうという問題もあります。
換気不足による空気の質低下
就寝中にエアコンを使用する際、窓を閉め切った状態が続くことで換気不足が発生します。密閉された空間では、人が呼吸によって排出する二酸化炭素が蓄積され、酸素濃度が低下していきます。こ
の状態が続くと、睡眠の質が悪化し、朝起きた時に頭痛やだるさを感じる原因となります。
また、エアコンのフィルターが汚れている場合、ハウスダストやカビなどのアレルゲンが室内に循環し、アレルギー症状やのどの炎症を引き起こすこともあります。
空気の質が悪い環境での睡眠は、疲労回復を妨げ、翌日のパフォーマンスにも悪影響を与えてしまいます。
就寝中の正しいエアコン設定
ここからは就寝中の理想的なエアコン設定方法を4つのポイントに分けて詳しくご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
推奨設定温度と風量(26℃前後、弱風・自動運転)
就寝中のエアコン設定温度は26~28℃の範囲が最適です。この温度設定により、体温の自然な低下を妨げることなく、快適な睡眠環境を維持できます。
外気温が高い日でも25℃を下回らないよう注意しましょう。風量は「弱風」または「自動運転」に設定することで、急激な温度変化や直接的な冷気を避けることができます。
自動運転機能では、エアコンが室温を感知して適切な風量に調整してくれるため、一晩中安定した環境を保つことが可能です。強風設定では風の音が睡眠を妨げる可能性もあるため、静音性の観点からも弱風設定が推奨されます。
風向きの調整(直接当てない)
就寝中は冷気が直接体に当たらないよう、風向きの調整が極めて重要です。風向きは「上向き」
または「スイング(自動首振り)」に設定し、冷気が天井や壁に向かうようにしましょう。直接風が当たると、局所的な冷えすぎが発生し、筋肉の緊張や血行不良を引き起こす原因となります。
ベッドの位置とエアコンの設置場所を考慮して、最も風が当たりにくい角度を見つけることも大切です。
また、風向きを固定する場合は、足元ではなく頭上や横方向に向けることで、体への直接的な影響を最小限に抑えることができます。
加湿器の併用による乾燥対策
エアコン使用時の乾燥対策として、加湿器の併用が非常に効果的です。理想的な湿度は50~60%に保つことで、のどや鼻の粘膜を保護し、炎症を防ぐことができます。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを室内に干したり、コップに水を入れて枕元に置いたりするなど、簡易的な方法でも一定の効果が期待できます。
ただし、過度な加湿はカビの発生原因となるため、湿度計を使用して適切な範囲内に収めることが重要です。
また、加湿器の水は毎日交換し、定期的な清掃を行うことで、衛生的な環境を維持することも必要です。
定期的な換気の重要性
空気の質を維持するため、就寝前と起床後の換気は欠かせません。就寝前に5~10分程度窓を開けて空気を入れ替えることで、新鮮な酸素を取り込み、一日の汚れた空気を排出できます。
可能であれば、就寝中も窓を少し開けておき、自然な空気の流れを作ることが理想的です。
ただし、防犯面や外気温との関係で難しい場合は、朝起きてすぐに換気を行いましょう。また、エアコンのフィルターを月に1~2回清掃することで、清潔な空気を循環させることができ、アレルゲンやカビの繁殖を防ぐことが可能になります。
適切な設定で健康的な夏の睡眠を実現しよう
就寝中のエアコン使用によるのど痛やだるさは、冷えすぎ、乾燥、換気不足の3つが主な原因です。これらの問題を解決するためには、26℃前後の適切な温度設定、弱風・上向きの風向き調整、加湿器の併用、定期的な換気が重要です。
設定をしっかり行い快適な睡眠ライフを過ごしてくださいね。
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