エアコンが急に止まった!考えられる原因と慌てずできる対処法

エアコンが突然停止した経験はありませんか?

真夏や真冬にエアコンが急に止まると、どうしても慌ててしまいがちです。しかし、エアコンの停止には様々な原因があり、その多くは故障ではなく正常な動作であることが少なくありません。まずは冷静になって、考えられる原因を一つずつ確認していくことが大切です。

この記事では、エアコンが急に止まる主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説していきます。

原因1:設定温度に達したための自動停止

エアコンは設定温度に達すると自動で運転を停止することがあります。これは正常な動作であり、故障ではありません。

温度センサーによる自動制御の仕組み

エアコンは室温が設定温度に達すると、冷暖房運転を停止し、待機状態になることがあります。この場合、室温が変化するとしばらくして再び運転を開始します。特に省エネ機能が搭載されたエアコンでは、この動作が頻繁に行われます。設定温度を1〜2度変更して様子を見てみましょう。

適切な温度設定のポイント

室温と設定温度の差が大きすぎると、エアコンに負荷がかかり、頻繁な停止の原因となることがあります。夏場は26〜28度、冬場は20〜22度程度の適切な温度設定を心がけることで、快適性と省エネ性能を両立できます。また、風量を「自動」に設定することで、効率的な運転が可能になります。

原因2:霜取り運転中の一時停止(暖房時)

暖房運転中にエアコンが停止する場合、霜取り運転が行われている可能性があります。これは故障ではなく、正常な動作です。

霜取り運転が必要な理由と仕組み

寒い時期の暖房運転時、室外機の熱交換器に霜が付着することがあります。この霜が厚くなると熱交換効率が低下するため、エアコンは自動的に霜取り運転を行います。霜取り運転中は暖房が一時停止し、室外機のファンも止まるため、風が出なくなります。これは正常な動作で、故障ではありません。

霜取り運転中の対処法と注意点

霜取り運転は通常5〜15分程度で完了し、その後自動的に暖房運転が再開されます。この間は無理に操作せず、しばらく様子を見ることが大切です。霜取り運転が頻繁に行われる場合は、室外機周囲の風通しを改善したり、設定温度を少し下げたりすることで軽減される場合があります。

原因3:エアコンパーツの取り付け不良

エアコンの前面パネルやフィルターが正しく取り付けられていないと、安全装置が働き、運転が停止することがあります。

パーツの取り付け状況をチェックする方法

エアコンの清掃後などに、前面パネルやフィルターがしっかりと取り付けられていないと、センサーが働いて運転が停止することがあります。まず、前面パネルが確実に閉まっているか、フィルターが正しい位置に装着されているかを確認しましょう。パネルやフィルターに「カチッ」という音がするまで押し込むことが重要です。

正しい取り付け方法と注意点

パーツを取り付ける際は、無理に押し込まず、正しい位置と向きを確認してから装着しましょう。フィルターには表裏があるため、メーカーの表示に従って正しく取り付けることが大切です。また、清掃後は完全に乾燥させてから取り付けることで、カビや異臭の発生を防げます。

原因4:マイコンの誤作動による停止

エアコンの制御を行うマイコンが誤作動を起こすと、運転が停止することがあります。この場合、リセット操作で解消することがあります。

マイコンの誤作動が起こる原因

エアコンのマイコンが誤作動を起こす原因には、電圧の変動、雷などの電気的ノイズ、長時間の連続運転による熱暴走などがあります。また、停電後の復旧時にも誤作動が発生することがあります。このような場合、エアコンの電源をリセットすることで正常に復旧することが多くあります。

正しいリセット方法と手順

マイコンをリセットするには、エアコンの電源プラグを抜き、5分程度待ってから再度差し込みます。この間に内部の電荷が放電され、マイコンがリセットされます。プラグを差し込んだ後、リモコンで通常通り運転を開始し、正常に動作するか確認してください。頻繁にリセットが必要な場合は、電気系統の問題が考えられます。

原因5:室外機の放熱不良やファンの故障

室外機の周囲に障害物があると放熱が妨げられ、エアコンが停止することがあります。また、ファンの故障も原因となります。

室外機の放熱環境をチェックする方法

室外機の周囲に物が置かれていたり、植物が繁茂していたりすると、放熱がうまくいかず、安全装置が働いてエアコンが停止することがあります。室外機の前面と側面に十分なスペース(50cm以上)があるか確認し、障害物があれば取り除きましょう。また、室外機のファンが正常に回転しているかも目視で確認できます。

ファンの動作確認と対処法

室外機のファンが回転していない場合、モーターの故障やファンに異物が挟まっている可能性があります。安全のため、まずエアコンの電源を切ってから、ファン周りに枝や葉などの異物がないか確認しましょう。異物を取り除いても動作しない場合は、モーター故障の可能性が高いため、専門業者への相談が必要です。

原因6:エラーコードの表示とその確認方法

エアコンが停止した際、リモコンや本体にエラーコードが表示されることがあります。このコードを確認することで、原因を特定できます。

エラーコードの読み取り方法

エアコンが停止した際、リモコンの液晶画面や室内機の表示部にアルファベットと数字の組み合わせでエラーコードが表示されることがあります。このコードは故障の種類を示しており、メーカーの取扱説明書やウェブサイトで内容を確認できます。コードをメモに取り、正確に調べることが重要です。

エラーコード別の対処法

一般的なエラーコードには、フィルター清掃の催促、温度センサーの異常、通信エラーなどがあります。軽微なエラーであれば、リセット操作や清掃で解決することもありますが、重要な部品の故障を示すコードの場合は、速やかに専門業者に連絡する必要があります。自己判断で無理な操作は避けましょう。

原因7:エアコンの寿命や故障の可能性

エアコンの使用年数が10年以上の場合、内部部品の劣化により故障が発生することがあります。修理や買い替えを検討しましょう。

エアコンの寿命と故障の兆候

エアコンの一般的な寿命は10〜15年程度とされています。使用年数が10年以上の場合、コンプレッサーや制御基板などの重要部品が劣化し、故障が発生しやすくなります。頻繁な停止、異音の発生、冷暖房効果の低下などは、寿命が近づいている兆候です。これらの症状が複数見られる場合は、総合的な点検が必要です。

修理と買い替えの判断基準

修理費用が新品購入価格の半額を超える場合や、修理後も他の部品の故障が予想される場合は、買い替えを検討することをおすすめします。新しいエアコンは省エネ性能が大幅に向上しており、電気代の節約効果も期待できます。また、修理部品の製造終了により修理が困難になることもあるため、早めの判断が重要です。

エアコンが急に止まったときの対応

エアコンが急に停止した場合、まずは設定や周囲の状況を確認し、簡単な対処を試みましょう。

それでも問題が解決しない場合や、エラーコードが表示される場合は、専門業者への相談を検討してください。特に古いエアコンでは、修理よりも買い替えの方が経済的な場合もあります。日頃から適切なメンテナンスを行い、エアコンの状態を把握しておくことで、トラブルの早期発見と対処が可能になります。

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