夏のエアコン買い替え時に注意すべき4つのポイント

夏の暑さが本格化してからエアコンの調子が悪くなり、急いで買い替えを検討する方も多いでしょう。しかし夏場は需要が集中するため、価格や在庫状況、工事の予約などが普段とは大きく異なります。

今回は、夏のエアコン買い替え時に特に注意すべき4つのポイントを解説します。

1. 夏は価格と在庫に注意

夏場のエアコン価格は、需要と供給のバランスにより大幅に上昇する傾向があります。特に梅雨明け直後や猛暑日が続く時期には、通常価格の1.5〜2倍になることも珍しくありません。

春先の3〜5月に購入した場合と比較すると、同じ機種でも10万円以上の差額が生じるケースもあります。

特に人気メーカーの最新機種や省エネ性能の高いモデルは価格上昇が顕著です。価格変動を避けるためには、エアコンの不具合を感じた時点で早めに交換を検討することをお勧めします。

人気機種は品薄になり、設置工事も混雑

夏場の需要集中により、人気機種は早期に品切れとなることが多く、特に省エネ性能の高いモデルは発売から数週間で在庫がなくなることもあります。在庫切れの場合、次回入荷まで数週間から数ヶ月待つ必要があります。

設置工事についても同様の問題が発生します。夏場のエアコン工事は予約が集中し、購入から設置まで2〜3週間待ちというケースも珍しくありません。特に土日や祝日の工事希望者が多いため、平日でも1週間以上の待ち時間が発生することがあります。

2. 設置環境による追加費用

エアコンの購入時に見落としがちなのが、設置環境による追加費用です。標準的な設置工事費用は商品価格に含まれている場合が多いですが、住宅の構造や設置場所の条件によっては、予想外の追加料金が発生することがあります。

配管の延長や室外機の特殊設置に追加料金が発生

標準工事に含まれる配管の長さは通常4m程度で、これを超える場合は1mあたり数千円の追加料金が発生します。特に一戸建ての2階や集合住宅のベランダから離れた場所に室外機を設置する場合は、10m以上の配管延長が必要になることもあり、追加費用が5〜10万円に達するケースもあります。

室外機の設置についても注意が必要です。平地への設置は標準工事に含まれますが、屋根上や壁面への取り付け、特殊な架台の設置が必要な場合は大幅な追加費用が発生します。

配管を通す穴あけ工事も、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物では1箇所あたり数万円の追加料金が発生することがあります。

電気工事についても確認が必要です。既存のコンセントがエアコンの電源仕様と合わない場合、電圧変更工事や専用回路の増設が必要となり、数万円から十数万円の費用が発生するため、事前の確認が重要です。

3. 省エネ性能で長期コストが変わる

エアコンの消費電力は機種により大きく異なり、省エネ性能の低いモデルと高いモデルでは、年間電気代に3〜5万円の差が生じることもあります。

例えば、14畳用のエアコンで比較すると、一般的なモデルの年間電気代が約5万円に対し、最新の省エネモデルでは約3万円となり、年間2万円の差額が発生します。10年間使用すると20万円の差となります。

特に使用頻度の高い家庭では、この差額はさらに大きくなります。在宅勤務やペットの飼育などで長時間エアコンを使用する場合、省エネ性能の影響が現れます。

「省エネラベル」や「APF」で効率を比較

エアコンの省エネ性能を比較する際には、「省エネラベル」と「APF(Annual Performance Factor)」という指標を活用します。省エネラベルは5段階の星マークで表示され、星の数が多いほど省エネ性能が高いことを示します。最高ランクの5つ星製品は、標準的な製品と比較して30〜40%の省エネ効果があります。

APFは年間を通じたエアコンの効率を数値で表したもので、数値が大きいほど効率が良いことを意味します。一般的なエアコンのAPFは5〜6程度ですが、最新の省エネモデルでは7を超える製品もあります。APFが1向上すると、年間電気代が約15〜20%削減されるため、この数値の違いは経済的に大きな意味を持ちます

4. 部屋に合った機種を選ぶ

エアコンの選択は、部屋の広さを基準に行いますが、単純な畳数だけでなく、部屋の条件も考慮する必要があります。南向きや西向きの部屋、最上階の部屋、吹き抜けのある部屋などは、標準よりも大きな能力が必要になります。

木造住宅と鉄筋コンクリート造では必要な能力も異なります。木造住宅は断熱性が低いため、同じ広さでもより大きな能力のエアコンが必要です。能力不足のエアコンを選んでしまうと、設定温度に到達するまで時間がかかり、常にフル稼働状態となるため電気代も高くなります。

最低限の機能に絞ることでコストダウンも可能

最新のエアコンには多様な機能が搭載されていますが、すべての機能が必要とは限りません。自動清掃機能、空気清浄機能、加湿機能、人感センサー、スマートフォン連携など、便利な機能ほど価格に大きく影響します。使用しない機能にお金を払うのは無駄であり、本当に必要な機能のみを搭載したモデルを選ぶことでコストダウンが可能です。

基本的な冷房・暖房機能と簡単なタイマー機能があれば、日常的な使用には十分対応できます。特に賃貸住宅や一人暮らしの場合は、シンプルな機能のモデルの方が経済的で実用的です。

計画的な買い替えで快適な夏を

夏のエアコン買い替えには、価格・在庫状況、設置環境の確認、省エネ性能の評価、適切な機種選択という4つの重要なポイントがあります。これらを事前に検討することで、予想外のトラブルや出費を避け、満足度の高い購入を実現できます。

特に夏場は需要集中により価格上昇や工事待ちが発生しやすいため、可能な限り早めの準備と計画的な購入スケジュールを立てることをお勧めします。エアコンは長期間使用する重要な家電のため、慎重な検討と計画的な購入により、快適な夏を実現しましょう。

東京都の戸建てエアコン工事は翔建へお任せください!

翔建はエアコン施工の専門業者です。

他社には負けない技術に自信を持っています。
お客様が満足していただけるようにお応えいたします。

東京都でエアコン取り付け業者を選ぶ際は
ワンランク上の優れた技術を持つ「翔建」へご連絡ください。

なんでもお気軽にお問い合わせくださいませ
>>>お問い合わせはコチラ

「東京都」「埼玉県」「神奈川県」の一部地域を除きご対応いたします。

対応エリアの詳細はコチラをご覧になってください。

rogo01

© 2020 shoken inc.