エアコンの故障と聞くと「真夏の暑い日に壊れる」というイメージを持つ方が多いかもしれません。確かに夏は長時間使うので負担も大きいですが、実は冬の方が壊れやすいと言われています。
今回は冬に故障しやすい理由について解説します。
冬によくあるエアコンの故障パターン

冬のエアコントラブルには決まったパターンがあり、事前に知っておくことで適切な対応ができます。
よくあるエアコンの故障パターンを3つ紹介します。
「暖かい風が出てこない」というトラブル
冬のエアコン相談で一番多いのが「暖房をつけても全然暖かくならない」「風がぬるい」という悩みです。原因はフィルターが汚れている、ガスが漏れている、長年使ってエアコンが疲れているなど色々あります。寒い時期は少しでも調子が悪いとすぐに部屋が寒くなってしまうので、問題がはっきりと分かりやすくなります。
霜取り運転で「故障した!」と勘違い
冬は外の室外機に霜や氷がくっつくため、10分から15分くらい「霜取り」が自動で始まります。この間は暖かい風が止まるので「エアコンが壊れた!」と思う人がとても多いです。でも実は、これは正常な動きなので心配いりません。本当の故障かどうかを正しく見分けることが大切です。
いつもと違う音や振動が気になる
寒くなるとエアコンの部品が硬くなり、いつもと違う音がしたり振動が大きくなったりします。オイルも固くなるので、モーターの音が大きく感じることもあるでしょう。こうした変化を放っておくと大きな故障につながることがあるので、普段と明らかに違う音がする時は早めに業者さんに見てもらうことが重要です。
季節ごとに起きやすいエアコンのトラブル
エアコンの故障には季節ごとに明確な特徴があり、時期別の傾向を理解することで事前の対策が可能になります。夏は冷房関連、冬は暖房関連のトラブルが多発しますが、春と秋の使用頻度が少ない時期こそメンテナンス不足による問題が次のシーズンに影響することがあります。
夏によく起きる冷房のトラブル
真夏の暑い時期は「冷房が効かない」「エアコンから水が漏れる」という相談がたくさん来ます。特に水を外に流すホースが詰まったり、フィルターが汚れていることが原因になることが多いです。エアコンの中が水でびしょびしょになって電気系統が壊れてしまうこともあるでしょう。
冬に集中する暖房のトラブル
冬は「暖かい風が全く出ない」「すぐに止まってしまう」など、暖房に関するトラブルが目立ちます。雪の多い地域では、室外機の周りに雪が積もってファンが回らなくなることがあります。空気を吸い込む場所が雪で完全に塞がれて運転不能になることも冬のお決まりトラブルでしょう。
春と秋は掃除をサボりがち
春や秋はエアコンを使わない日が多いので、掃除やお手入れを忘れがちです。この間にホコリやカビがたまって、次のシーズンに急に使った時に故障する可能性があります。嫌な臭いが発生する原因にもなるため、使わない時期こそお手入れの最適なタイミングです。
冬の故障を防ぐための簡単な予防方法

適切な予防策を実践することで冬のエアコントラブルは大幅に減らせます。室外機周辺の環境整備から始まり、定期的なフィルター清掃、計画的な点検や買い替えまで、どれも家庭で簡単にできる内容ばかりです。上手な使い方や設置場所の工夫も含めて、総合的な対策が効果的です。
室外機の周りをきれいに保つ
冬のエアコンを守るために一番大切なのは、外にある室外機の管理です。雪で空気の出入り口が塞がっていないか、氷の塊ができていないかを時々チェックしましょう。お店で売っている室外機用のカバーや雪よけ、台座を使うと故障を防ぐのにとても効果があるでしょう。
フィルターの掃除と中のお掃除
季節が変わる時には必ずフィルターを掃除しましょう。中にたまったカビやホコリは暖房の効きを悪くする大きな原因になります。年に1、2回は専門の業者さんに中をきれいに掃除してもらうのも、長持ちさせるためと電気代を安くするためにとても良い投資でしょう。
定期点検と計画的な買い替え
10年以上使っているエアコンは、メーカーが部品を作らなくなっている場合があります。急に寒くなった時に壊れると生活がとても大変になるでしょう。古いエアコンは故障する前に点検してもらったり、計画的に新しいものに替えることを考えることが重要です。
上手な使い方で負担を減らす
冬は設定温度を20度から22度くらいに抑えて、サーキュレーターと一緒に使うと効率よく暖められます。また、こまめにつけたり消したりするよりも、ずっとつけっぱなしの方がエアコンに優しいでしょう。電気代も安くなることが多く、自動でフィルターを掃除する機能がついている場合は定期的に動かすことも大切です。
室外機の設置場所を工夫する
可能であれば、室外機を直接雪が当たらない場所に設置したり、風除けを作ったりするのも効果的です。地面から少し高い場所に設置すれば、雪に埋もれる心配も減るでしょう。ただし、周りを完全に囲ってしまうと空気の流れが悪くなるので注意が必要です。
冬の特徴を知ってエアコンを長持ちさせよう
エアコンは夏も冬もフル活用する家電ですが、実は冬の方が故障しやすいという意外な事実があります。これは暖房の複雑な仕組みや厳しい外の寒さ、頻繁な霜取り作業などがエアコンに大きな負担をかけるからでしょう。
季節ごとに起きやすいトラブルを知っておけば、実際に問題が起きても落ち着いて対応できます。普段からのお手入れと室外機周りの環境を整えることで、エアコンは長持ちするはずです。厳しい冬も安心して暖かく過ごすことができ、「故障してから慌てる」よりも「故障する前に準備する」ことが快適な冬を過ごすための一番のコツです。
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