エアコンの調子が悪いとすぐ修理を頼みたくなるものですが実は自分で直せるケースも少なくありません。この記事では修理前に確認すべきポイントや費用相場、買い替え判断の目安をまとめています。
修理を呼ぶ前に確認しておきたい3つのこと

エアコンが正常に動かない原因の約半数は簡単な確認ミスや軽度の汚れによるものです。修理業者を呼ぶ前に3つのポイントをチェックするだけで数千円から数万円の出費を防げます。まずは落ち着いて自分でできる確認作業から始めることを強くおすすめいたします。
電源・リモコン・設定の基本チェック
まず最初に確認すべきなのが電源プラグがコンセントから抜けていないかというポイントです。またリモコンの電池が切れているケースも意外と多いため液晶画面が薄ければ交換してください。次に運転モードが「送風」や「除湿」になっていないか確認する必要があります。これらのモードでは冷暖房が効かないため必ず運転モードを確認しましょう。さらに温度設定が適切かどうかも重要なポイントになります。冷房なら25度以下、暖房なら20度以上に設定されているかチェックしてください。ブレーカーが落ちていないかまたエアコン専用のブレーカーも確認することをおすすめします。
フィルターと室外機の状態
次に確認すべきなのがフィルターと室外機の状態です。これらの汚れや障害物が冷暖房効率を大きく左右します。フィルターにホコリが詰まっていると空気の流れが悪くなり冷暖房効率が低下します。
そのため2週間に1度はフィルターを外して掃除機でホコリを吸い取ることをおすすめします。または水洗いをすることで清潔な状態を保つことができます。
一方で室外機の周りに物が置いてあったり雑草が生い茂っていたりすると問題です。熱交換がうまくできなくなってしまうため室外機の前後左右に10センチ以上の空間が必要です。風通しを良くしておくことで効率的な運転が可能になります。
特に夏場は室外機に直射日光が当たると効率が落ちるためすだれで日陰を作ると効果的です。
水漏れや異音の原因を軽くチェック
最後に確認すべきなのが水漏れや異音といった症状です。これらは軽度であれば自分で対処できることもあります。室内機から水が漏れてくる場合はドレンホースの詰まりが原因であることが非常に多いです。
そのためドレンホースの出口を確認してゴミや虫の巣で塞がれていないかチェックしてください。また異音がする場合はファンにホコリが溜まっていたり何かが絡まっていたりする可能性があります。
軽度の汚れであれば掃除で解決することもあるためまずは自分でできる清掃を試しましょう。ただし内部の分解清掃は故障の原因になるため表面的な掃除にとどめることが重要です。
修理が必要な症状と費用の目安

自分でできる確認作業をしても改善しない場合は専門業者による修理が必要になってきます。修理費用は症状や原因によって大きく異なるため事前に費用の目安を知っておくことが大切です。
まず冷えないまたは暖まらない場合は冷媒ガスが漏れているか電子基盤が故障している可能性があります。
ガス補充だけであれば1万円前後で済みますがガス漏れ箇所の修理も必要なら2万円から3万円かかります。
次に水漏れの多くはドレンホースの詰まりや本体の傾きが原因となっており修理費用は5千円から1万円程度で済みます。また異音や異臭がする場合はファンモーターの故障やカビの発生が考えられます。部品交換で1万円から2万円の費用がかかることを覚えておきましょう。
そして電源が全く入らない場合は基盤やコンプレッサーの故障が疑われます。この場合の修理費用は2万円から6万円と高額になるため買い替えも検討すべきです。なお修理費が2万円を超えるような場合は新品購入も視野に入れることをおすすめいたします。
修理依頼前に確認しておくべきポイント
修理業者に連絡する前にいくつか確認しておくべき重要なポイントがあります。これらを事前にチェックしておくことで無駄な出費を避けたり修理をスムーズに進めたりできます。
保証期間が残っていないか
まず確認すべきなのがメーカー保証や延長保証が残っていないかという点です。これにより無料修理が受けられる可能性があるため必ず確認しましょう。
メーカー保証は通常1年間ついておりこの期間内であれば無料で修理してもらえる可能性があります。
また家電量販店で購入した際に延長保証に加入していれば5年から10年間は無料修理が受けられます。そのため保証書や購入時のレシートを確認して保証期間内であればメーカーや購入店に連絡しましょう。
なお延長保証の種類によっては出張費のみ自己負担というケースもあるため保証内容を確認してください。
型番・年式・購入店を控える
次に準備しておくべきなのがエアコンの型番や製造年、購入した店舗の情報といったデータです。修理業者に問い合わせる際はこれらの情報を伝える必要がありスムーズな見積もりにつながります。
これらの情報があると修理部品の在庫確認も迅速に行うことができます。型番は室内機の前面パネルを開けた内側や本体側面のシールに記載されていることが多いです。
製造年も同じ場所に記載されているため問い合わせ前にメモを取っておくとよいでしょう。
修理可能な年式かどうか
最後に確認すべきなのが使用しているエアコンが修理可能な年式かどうかという重要なポイントです。製造終了から10年以上経過しているエアコンは修理用の部品がすでに廃番になっている可能性があります。
部品がない場合は修理そのものができないため事前にメーカーに確認することをおすすめします。古い機種の場合は最初から買い替えを検討した方が時間とお金の節約になることも十分にあります。
メーカーのホームページで部品保有期間を確認できる場合もあるため一度調べてみるとよいでしょう。
買い替えを検討すべきケース
修理ができる状況でも買い替えた方が結果的にお得になるケースが数多く存在しています。特に以下のような条件に当てはまる場合は修理よりも新品購入を検討することをおすすめします。
まず使用年数が10年以上経過している場合はいつ別の箇所が故障してもおかしくない状態です。
修理してもすぐに別の部品が壊れる可能性が高いため新しいエアコンに買い替える方が安心です。次に修理の見積もりが2万円以上になる場合はその費用を新品購入の頭金にした方が賢明な選択です。
最新のエアコンであれば工事費込みで6万円から10万円程度で購入でき保証も新たに受けられます。さらに毎月の電気代が以前より大幅に上がっている場合はエアコンの効率が落ちている証拠です。
最新の省エネエアコンに買い替えれば年間で1万円から2万円の電気代削減が期待できます。
また同じトラブルが短期間で再発している場合は根本的な問題が解決されていない可能性が高いです。修理を繰り返すより新しい機種に買い替える方が長期的にはコストを抑えられるでしょう。
焦って修理を呼ぶ前にチェック!
エアコンが壊れたと思っても実際の原因の半分以上はちょっとした確認ミスや軽度の汚れです。
まず電源やフィルター、室外機の状態を確認することで軽度のトラブルは自分で対応できます。次に修理が必要だと判断した場合でも保証期間や年式、修理費用を見て冷静に判断しましょう。
修理業者を呼ぶ前にこの記事で紹介した項目をチェックするだけで数千円から数万円の節約になります。
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